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三学四師との内観対話:中村天風先生とのインサイトダイアローグ8

「師との出会いは、個人的なかつ神秘的な因縁が無ければ起こらない。つながりが無ければ出会えない。」と天風先生は言う。

「自分の病に感謝しなさい。病があるばっかりに、こうやって一生懸命に人生の真理を求める気持ちになった。痛みや苦しみも同じだ。痛みや苦しみがあるからこそ、それを解消しようと怠けものの人間も行動する。」とも天風先生は言う。

「私は今歯痛がひどいのですが…。だからこそ、その歯痛の意味を内観できると洞察しました。」と私は考えた。

 

つまり、人間は何か非日常の出来事(痛みや苦しみ等)があると、自然と日常の不摂生や怠惰を反省して行動改善を図るようになると言うこと。

まして死病に取りつかれた場合は、なぜ自分がこの死病を罹患したのか?と言う内省的な問いが生まれる。

単なる歯痛でさえそうなるのだから、死病ならば必ず自分の運命や宿命を考えるはずだ。

 

重要なのは、この痛みや苦しみをジャンプ台として自己変革を遂げると言うことにある。病を得て初めて自己の深淵なる使命に目覚める人は無数にいる。

 

20年近く前の話を思い起こす。京都に毎週出張して連続講座を10週間行った。京都に近づくと激しい歯痛に襲われる。毎回そうなのだ。あまりにも不思議なので師匠に質問すると、

「過去世の因縁があるのだろう。過去に京都で不幸な出来事があり、その因縁を歯痛と言う形で再現しているのかもしれない。」と言う。

最初は「馬鹿馬鹿しい!」と私は疑っていたが。

実は愛妻も「毎回京都に来ると激しい腰痛に襲われる」と言うのだ。

我が師匠の過去世の因縁云々と言う話をすると、「そうかもしれない!」と素直に理解する。

 

要するに痛みや苦しみは「何かを知らせる潜在意識の作用」なのだろう。

私は毎年梅雨の時期になると、激しい歯痛に悩まされる。

それは、不思議なことに私が死産にて管子分娩した時期とも全く重なるのだ。

 

天風先生:病気と言うのは、意味があるから起きている。

著者自身:それはどういう意味なのでしょうか?

天風先生:その意味には、「それぞれに無限の深さ」があるだろう。

浅い場合は、日常生活の警告。より深い場合は、自分の居場所や成すべき事を知ることにもなる。更に深刻な深さの場合は、社会に対して真に成すべき使命を察知する事にもつながる場合がある。

著者自身:私は毎年梅雨の時期に歯痛に悩みます。誕生日の前後です。歯科医に毎週通院生活となっているのです。

天風先生:それは、不摂生を警告しているのだろう。甘味を食い過ぎじゃ。

著者自身:人間には誰しも「弱点(弱み)」の部位があるのでしょうか?毎回同じ場所を痛める人が多いです。

天風先生:そうだな。潜在意識が警告しているのだろう。無意識に過剰なストレスがかかっていると言う警告でもある。

著者自身:それをどう認識すれば良いのでしょうか?

天風先生:弱点が無い人間はいない。予め自分の弱点を知り、それに気を付けると言う事が必要なのだろう。

 

病気にも意味があると言う事を私は知った。痛みや苦しみは、潜在意識がそれを自己自身に察知させるための作用であり、それをスルーしてはならない。最初の痛みや苦しみの段階でその根本原因を解消すれば良いが、それを怠り先送りすれば、やがてもっと痛みや苦しみが増して来る。

その意味を洞察すると言うこと。その意味を理解して潜在意識からのメッセージを受け取ること。

西洋医学は表面的な症状を緩和させるが、東洋医学はその発症の根源に目を向けて「生活態度」や「生き方」や「在り方」までも変革する事を要求してくる。

 

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