ホーム > NEWS一覧 > Blog > 三学四師との内観対話:中村天風先生との…

三学四師との内観対話:中村天風先生とのインサイトダイアローグ7

「日に3回は赤子の心に成れ。それには食事の前には必ず大笑いせよ。笑えば食事もおいしく楽しく頂ける。それに消化も良くなる。」と天風先生は言う。

「笑いの効用は良く聞く秘訣だが、どう笑うのか?はあまり聞かない。」と私は思った。

 

かつて浪越徳次郎さんが同じようなことを言っていた。指圧の心は母心押せば命の泉湧く」と大きな声で言い、「わはっはっは」と呵々大笑した姿が印象に強く残っている。

また、私が毎年数回(年間4回程度)通い続けている人参ジュース断食のところでも「笑うヨガ」と言う時間がある。

 

更に学術的なレポートでは米国のノーマン・カズンズ博士は「ユーモア(お笑い)と病の研究」をしており、良好な免疫力強化の医学的なデータもあるようだ。

 

天風先生:わしはこの極意を、欧州で仕入れたのだ。フランスの当時有名なオペラ歌手・サラ・ベルナールさんが教えてくれた。当時のサラ・ベルナールは65歳だったが、まるで30代の娘のように若く見えたものだ。「その若さの秘訣を教えて欲しい。」と聞くと「食事の時は毎回笑うの!」と大笑いして見せてくれた。

著者自身:でも何か恥ずかしくて笑えないですよね。

天風先生:冗談じゃないぞ。わしは必死に自分の病と闘っている。その秘訣になるかもしれないならば、命懸けで笑うと決めたのじゃ。必死に笑う。そうすると必死になって笑おうとする自分自身が面白くて、次第に自然な笑いが出来るようになった。習慣化したのじゃな。

著者自身:確かにそうかもしれない。笑えば病が回復するとなれば、藁をもすがる気持ちで笑いますよね。大変に失礼なことを言いました。

天風先生:とは言え、最初はなかなか奇妙なものだ。何か道具を使うことも良いかもしれない。

著者自身:道具とは何か?自然に笑うような「絵」とか「話」とかを使うと言うことでしょうか?

天風先生:人間はな、人が笑う姿をみると自分もつられて笑うものだ。そうだろう。一人ではなかなか笑えないだろう。

著者自身:そういえば、私の妹は障害者なのですが「茶太郎」と言うおもちゃの熊を持っています。「茶太郎」に向って妹は「ありがとう」と声を掛けると茶太郎の声で「ありがとう」とオウム返しをしてきます。

現在全言語を喪失していますが、不思議と「ありがとう」と言う言葉は言えるのです。だから食事の時は毎回茶太郎に「ありがとう」と声を掛けており、それが茶太郎の声で再生されると家族全員が大笑いします。例えば、茶太郎と一緒に笑えば良いと言うことでしょうか?

天風先生:それは素晴らしいおもちゃだなぁ。それで良いだろう。

 

不思議な気持ちになって来る。

妹が全言語を喪失した後に、ある録音を発見したのだ。(妻が実母の部屋でその目覚まし時計を発見したらしい)

まだ実母が我が家にして、なかなか薬を飲む習慣が出来ておらずに妹が目覚まし時計に「ママ。ママ。そろそろお薬を飲む時間だよ。お薬を飲む時間だよ。ママ。飲んでね。」と言う妹の声での録音が残っている。

その後全言語を喪失した妹の現在録音された「最後の声(言葉)」になっている。

 

妹は、時々その目覚まし時計をセットして自分が喋れた時の自分の声を聴いている。最初は哀しい気持ちだったらしいが、最近は「またこのように自由に言葉を話せるようになる。その練習になる。」と筆談してきた。

その実に「絶対積極な姿勢」に私は感動して涙が止まらなかった。

泣き笑いの人生、私はもっともっと笑いあう機会をこの世に中に広げたいと願望している。笑いは「声」でもあり「表情」でもあり「全身を使った発露」でもある。腹を抱えて呵々大笑しあう習慣を。

我が家では「茶太郎と笑おう!」が合言葉になっている。

 

CATEGORY

ARCHIVE

SEARCH