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三学四師との内観対話:中村天風先生とのインサイトダイアローグ3

「人生は心ひとつの置き所によるもの。できると信じればできるようになる。治ると信じれば治って来る。運が良いと信じれば、幸運がやってくる。」と天風先生は言う。

「まるでジョセフ・マーフィー博士の考え方と同じではないか?」と私はびっくりした。

 

中村天風先生は、死に至る病を抱えながらも渡米・渡欧をする。明治の時代は船による長旅であり、まるでいつ死ぬか分からない「最後の旅路」に出向いている。多く当時の最先端医療や宗教者との出会いを重ねるが、欧米での結論は「体と心と言うものは、人間の自由にならないものだ。」と言うことだった。

 

重度の結核だった天風先生は、専門家や宗教者から「もはや天寿と諦めろ」と言われるたびに違和感を覚えることになる。「まだまだ死ぬわけにはいかない」と言う生命の奥底からの声を信じていたからだ。

 

欧米の考え方と言うのは、対症療法的な(症状を緩和したり無くしたりする治療法)対応なので、やり方や方法論が確立されていないと「まるでお手上げ状態」にならざるを得ない。しかし、症状よりもその源泉である生命自体に目を向けるならば、内発的な自然治癒力がまだまだ潜在しているはずなのである。

 

天風先生:欧米にまで治療に出向いたのに、そこには当時「結核治療法」なるものは確立されていなかったのだよ。方法論がないものは「諦めろ!」と言うわけだ。

著者自身:それで天風先生はどうされたのですか?

天風先生:もし死ぬのが決まっているならば、故郷の日本に帰国しようと決めて、フランスのマルセイユから船に乗ったのだよ。そこで、私は「東洋との再会」を果たすことになる。

著者自身:どういう出会いだったのでしょうか?

天風先生:インドでのヨガの先生カリアッパ師との出会いがあったのだ。師は、自分の右胸を見るなり、病状を言い当てるばかりではなく、一言で自分の迷妄を解消してしまう。「諦めるな!体と心を自由に変えられる方法がある。信じてついて来い!できるか?」と言うのだよ。アメリカやヨーロッパの専門家の下した結論のまるで逆の答えじゃないか。

著者自身:その言葉を信じてついて行ったのですか?結核の専門家ではないヨガの先生について行く覚悟はどうされたのでしょうか?

天風先生:直感!インスピレーションだな。自分自身の中には「必ず治せる」と言う信念が元々あったからね。要するに、その信念を裏付ける事さえできればよかったのだよ。結局、西洋医学にはそれは無かったが、東洋のヨガにはそれがあったと言う事だ。

著者自身:「できると信じればできるようになる。治ると信じれば治って来る。運が良いと信じれば、幸運がやってくる。」と言う事ですね。その信念を貫き信念の裏付けに出会えるまでの時間を「どう乗り越える事が重要だ」と言うことでしょうか?まるで信念とは逆な事実やアドバイスが繰り返されても、必ずできると言う自分の中の声に従うと言うことですね。分かりました。やってみます。

 

ここに「実現までの時間差」があることを私は発見した。信念を持ってこの迷妄の中を実現までの時間差を乗り越えることの重要さを実感する。

 

 

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